スーパーイオン、モールサッド

君はきっと一生〇〇だしわたしもきっと一生〇〇だね。一生っていうか、今自分が抱え込んでる思い込みとか呪いとか、無知由来の自作理論とか、そういうのから全部解放されない限りそうだろうね。

 

何年も前、君とわたしの仲が良かった頃、君はわたしに「男だからけじめをつける」と言った。未だに覚えている。あの時のかわいい気持ちは全部消えたけど、夕日がオレンジ色で君の全身を染めていたこととか、わたしがずっと笑いをこらえていたこととか、アスファルトの上で立ち尽くしてその場で叫びだしたくなったこととか、そういうのを断片的に覚えている。

 

もう会うことはないだろうね。君が最後に連絡をくれたのはいつだったっけ。たしか三年前、わたしの21歳の誕生日の時に、お誕生日おめでとうメールをくれたのが最後かな。かなり嬉しかったけど、君が野菜を育てている話とか、持ち前の不器用さで彼女がなかなか出来ないこととか、そういう話にわたしは全く興味を持てなくなってしまっていて、そうなると話が弾むことはなくそれから連絡は途絶えた。

 

君とはじめて出会った時には運命かもしれないとわたしは思ったけど、君はどうだったんだろう。君はわたしのことを今でも覚えているのかな。